2025.3.17. 追記
わさびくんがハリ生を全うし、お空へ旅立たれたとのことで追悼の意を込めて、追記させていただきます。
わさびくん 2020.11.19~2025.03.17 およそ4歳4か月でした。
ママさんからもメッセージいただきましたので、ご紹介させていただきます。
・・・
メッセージありがとうございます😌多くの方が見てくださっていたこととても嬉しいです。
旅立ったのは今朝方だったので本日の日付になります🌈何一つ音や鳴き声を出すことなく眠ったように旅立ちました。
結果的には老衰だと思いますが、ふらつき症候群の症状も見られました。北海道の冬はまだまだ続いており、春になり一緒にまたでかけるという夢は叶いませんでした。人工保育は短命と聞いていた中でここまで長生きしてくれたことに大変感謝しております。
ハリネズミ協会さんも長い間見守って下さりありがとうございました☺️
我が家の事例の1つとして参考までに聞いて頂けると助かります。
わさびを人工保育で育てて何度か何年かにわたり繁殖を試みたんですが、相手が変わっても交尾に至ることがありませんでした。
うちだけの例なのかもしれませんが人工保育だからなのかな?とも思いました。そもそも求愛行動ともとれるあの鳴き声を飼い主以外に発することが無かったです。あくまでの1例でした。
・・・
人工哺育でこのように立派に過ごされたわさびくん。求愛行動の件も、人工哺育で育ったことに何か起因するものがあるか現段階では不明ですが、参考としてご紹介させていただきます。すべてのハリちゃんが愛情もらって生を受け、愛されたハリ生を過ごせるよう心からお祈り申し上げます。
@harry.91115さんに、数少ない人工哺育の事例として、情報提供いただきました。
このたびの出産にて、3匹の赤ちゃんを出産したそうですが、残念ながら、母親ハリネズミが育児放棄となってしまい、2匹赤ちゃんが亡くなってしまいました。
ミルクをたくさんよく飲んでくれた最後の1匹の赤ちゃん(わさびくん)が、順調に成長してくれ、無事に2週間を迎えたとのことで、情報公開してくださいました。
ひとつの参考事例でありまずが、今後のために紹介させていただきます。
゚+。::゚。:.゚。+。。+.:゚。:.゚。+。。+.。゚:;。+゚+。:
例えば、ハリネズミちゃんが、ペットショップからお迎えした時点で妊娠していた事例も少なくなく、予期しない出産のために、飼い主さんの準備もないまま、赤ちゃんが産まれてしまう相談もあります。ハリネズミママに、大きな不安やストレスがかかる可能性が高いです。
またその他、予期していた出産であっても、なんらかの要因でハリネズミママにストレスがかかるなどの原因で、子食いや、育ハリ放棄にもつながり、大切な命を落としてしまうことも。。
今回は、人工哺育を推奨するものではなく、いざという時の事例として、参考になればと思い、ご紹介させていただきます。
ご理解いただけましたら幸いです🙏
命を救うことにつながりますように…
゚+。::゚。:.゚。+。。+.:゚。:.゚。+。。+.。゚:;。+゚+。:
#準備物・温湿度
使用ヒーター:ハムスター用フィルムヒーターを使用
★直接使うと熱すぎてしまい、脱水や低温やけどの可能性を考え、フリース生地のフェイスタオルを1/3に切って包んで敷いています。
環境:馴れてもらうため、飼い主の娘さんの使わなくなった靴下を置いているそうです。
すぐに人口哺育に切り替えたこともあり、母親ハリネズミの匂いのついたものを入れてもピーピー泣き止まなかったとのことでした。
ごはんの時以外は、ピーピー泣かず、落ち着いてる様子です。
室温:30~32℃になるよう、部屋の温度で調整したり、蒸しタオルをかけたりして調節
加湿:小さい瓶にキッチンペーパーを挿して、加湿器代わりにしています。
水をひっくり返したり、キッチンペーパーなどが当たって赤ちゃんの体が冷えないよう、近づけないように工夫。
ケージ:小さい水槽を代用。フタをすると、湿度も適度に保たれているとのこと。
フタの間に蒸しタオルを挟むと、かなり湿度が上がります。
※蒸しタオルはすぐに冷えてしまうので、ケージ内に入れるのはNGです。
#排泄
排泄:生後1日目~10日までは、可能な範囲で1~2時間おきに排泄を促しました。
やり方は、赤ちゃん用のおしりふきで、肛門付近から性器上(お腹)までを下からなでるようにやさしくふいてあげました。おしっこはそれでたいてい出るそうです。
便は、性器と肛門の間辺りも人肌のお湯に濡らした綿棒でとんとんしていると、しばらくすると便が出たそうです。
長い時で30~40分かかったそうです。
体が冷えてきてしまった場合は、ケージに一度戻したり、息で温めるなど体温にも気を配る必要があります。
生後2週間目あたりからは、おしっこは変わらずの方法で促しましたが、便はふかふかした上や温かい場所を歩かせると、自分でよく出せるようになったそうです。
そのため、おしっこのためふきふきと、少しへやんぽさせてを2~3時間置きに行いました。
#授乳方法
授乳方法:スポイトを使用。
ミルクを入れる容器ごと、レンジ(600w)で20秒温め、人肌より少し温かめで与えました。
冷めるごとにすぐ温めなおし、て与えていたそうです。
ミルクの飲む量は、赤ちゃんが飲みたいだけ与え、飲む気がなくなったらやめるといったペースだったそうです。
ミルクは動物(犬猫用)の赤ちゃん用のミルクを使用しました。
#体重変化と様子
14日目 18g
産まれてから育児放棄があり、生後2週間後に成長の様子を公表くださいました。
不安もある中、ほんとうに手探りだったかと思います。
20日目 26g
うっすら目が開いてきたそうです!
30日目 53g
排泄も自分一人でできるように!
ミルクは4時間おき。
部屋にミルクでふやかしたフードも少し置き始め、離乳スタート!たまに食べてる様子。
お腹の毛もふさふさと気持ちよさを感じられるほどです。
35日目 70g
わさびくん、とても懐いていて、すぐに手の上に乗ってきてくれるとのこと。
歯も生えてきて噛み噛みすることも。
針もしっかり生え、刺さると痛いそうww
41日目 100g突破!★
元気に成長中!
ミルクが大好きみたいで、まだまだ離乳には遠いみたいです(笑)
50日目
ふやかしフードも食べ、大きくなってきました!完全な離乳ではないですが、順調です!
#おわりに
わさびくん、今ももちろん元気に過ごしてくれています。
今後も、成長を見守らせていただきたいと思います!
育児放棄がないことが一番ですが、起こり得る事例として、ご紹介させていただきました。
ひとつでも、大切なハリネズミちゃんの命が救われますように…。
<参考>ハリネズミの一般的な成長段階について、下記に参考データを掲載いたします。