協会を立ち上げた背景

生後半年の頃のハリオ。成人して一番大きくなった頃。
生後半年の頃のハリオ。成人して一番大きくなった頃。

 

     こんにちは!日本ハリネズミ協会™に関心を持っていただき、ありがとうございます。代表の磯野未来😘とハリオ🦔です。

 

 写真のハリネズミちゃんは、ハリオくんといいます。生後2年7ヶ月で、血液の癌のため生涯を終えました。体重192g、2019年5月25日のことでした。

 

 ハリオは生前、小柄(300g)でしたが食欲も運動も旺盛で、夜中に活発に活動する完全夜行性型でした。一方、とても臆病なところがあったので、ケージの外に出すとそわそわ、落ち着かないなんてこともありましたが、針を立てることはほとんどなく、いつも撫でてあげることができました。(写真は珍しく針を立ててますね(笑))

 

 2019年4月29日、急に暑くなったことが重なって、ハリオがぐったりしていたので熱中症を疑い、病院を探して連れていきました。点滴もして様子を見ることにしましたが、喉近くのしこりが気になり、後日すぐまた病院へ。そこで詳しい検査をして血液の癌、それも激しい進行性のものと判明したのです。 

ミルワームをねらってるハリオ。
ミルワームをねらってるハリオ。

 

    抗がん剤とステロイド剤を、1週間与えてみましたが、残念ながら効く様子はありませんでした。副作用のためかぐったりとだるそうで、食欲が落ちてしまったこともあり、いっそ薬を一切止めることにしました。ハリオに食べたいだけ食べさせてあげたいと思ったからです。

 

 ハリオはミルワームが大好きで、息を引き取る前日夜も、立ち上がることができなくて腹ばいの状態でも、懸命に立ち上がって食べよう食べようとしていました。ミルワームを口元に運んであげると、飛びつくように口に入れ、一生懸命噛みますが、飲み込む力がなく、口から出てしまう状態でした。見ていることがつらかったです。

 

 25日早朝、目を覚ましてハリオの様子を見ると、残念ながらすでに息を引き取った後でした。ケージの中のふやかしたフードも食べようとした痕がありました。とても穏やかな顔で、本当に眠っているに見えました。今でもまだハリオがいないなんて、信じられない思いです。

 

 火葬してくださる業者さまは、動物の園さんにお願いをして、ていねいに火葬していただき、一緒に骨も拾わせていただきました。ハリオは今も私の傍にいてくれています。

 

火葬前。安らかなお顔…
火葬前。安らかなお顔…

 

     当協会を立ち上げるに至ったのは、この直後のことです。ハリネズミちゃんが健康で安心して過ごしていただくサポートをさせていただきたいと思い立ち、立ち上げる決心をいたしました。ハリネズミちゃんについての情報も少なく、特に病院が少なすぎることに困惑したことを覚えています。どこに連れていけばいいのか?どんな診察になるのか?情報がなく不安でした。 

 

 当協会では、飼い主様や獣医師、著書などの監修の元、ハリネズミちゃんの健康と安心をサポートさせていただきます。具体的には、適切な飼育環境・病気の早期発見・健康的な食事の面でサポートいたします。今は任意団体ですが、いずれは多くの方にご協力、ご支援いただき、法人化の取得を目指しています。

      

   今後とも末永く当協会のご愛顧賜りますようよろしく申し上げます。

 

日本ハリネズミ協会™ 代表 磯野未来😘&ハリオ🦔