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~与えてはいけない食品リスト~
小さな家族を守るための、飼い主向け食事安全ガイド
ハリネズミは「食虫動物」であり、その消化器系は非常にデリケートです。人間や他のペットにとっては無害な食べ物が、ハリネズミには深刻な健康被害、時には死に至る危険をもたらすことがあります。このガイドは、危険な食品をカテゴリー別に分類し、そのリスクを視覚的に解説します。
正しい知識を持つことが、愛するハリネズミの健康と長寿に繋がる第一歩です。
このガイドで紹介する危険・要注意な食品カテゴリーの数
重篤な中毒症状を引き起こし、命に関わる可能性が極めて高い食品群です。
テオブロミンが心臓や神経系に毒性を示し、嘔吐、興奮から死に至ることも。
赤血球を破壊し溶血性貧血を引き起こします。加熱しても毒性は消えません。
急性腎不全の原因となります。特にレーズンは成分が凝縮され危険です。
ペルシンが心臓や肺に影響。種や皮は腸閉塞のリスクも伴います。
人間用のガム等に含まれ、急激な低血糖や肝不全を引き起こします。イチゴは微量なので安心。
中枢神経や肝臓に深刻なダメージを与え、中毒症状を引き起こします。
皮が緑になった芽の部分にはソラニンが含まれ、神経麻痺や胃腸障害を引き起こします。
ウメ、モモ、アンズ、スモモ、ビワ、カキなどの種子や未熟果実にアミグダリンが含まれ、嘔吐、肝障害、神経障害を引き起こします。
塩分、糖分が過剰で、専用フードを食べなくなる原因にもなります。
直接的な毒性は低いものの、消化不良や慢性的な健康問題の原因となります。
これらの食品は、下痢や便秘などの消化器トラブルだけでなく、肥満や栄養バランスの乱れといった、より深刻な問題に繋がることがあります。
乳糖不耐症により下痢を起こしやすく、塩分や脂肪分も過剰です。ヤギミルク由来や舐める程度に。
高脂肪で消化に悪く、肥満の原因に。硬さから腸閉塞のリスクも。無塩が必須。
シュウ酸(結石リスク)や消化酵素阻害物質を含み、体に負担をかけます。ほうれん草は茹でてから与えましょう。
硬く消化の悪い部分は、腸が短くデリケートなハリネズミの腸閉塞の原因になります。リンゴは種と皮を除いて少量。
新しい食べ物を試す際の、安全を確認するための手順です。
リストにない安全な食品か確認
小指の爪半分ほどの量から
便の状態、食欲、元気を確認
すぐに中止し、獣医師に相談
おやつとしてたまに少量ならOK